それにしても、ひどい言われようだと思う。
「なんでこんなアイス買って来たんだよ」
八十八円のカチコチなかき氷ではなく、百数円のふんわりやわらかなかき氷を買いたいと思うのだけれど、そこは、あれだ。経済努力。十数円の努力。
カチコチかき氷に握り締めたスプーンを突き立てるもよし、柔らかくなるまで待つなんて、大人の対応をするもよし。「食べたいと思ったら今食べたい」2歳半の子供を宥めすかす、それこそ大人の対応で乗り切るべきところだ。
でも、それにしても、ひどい言われようだと思う。
「たかだか八十八円のアイスで、そこまで言わなくても良いんじゃない?」
アタシはどうだ。
これは大人の対応か?
違う。
カチンと来たから。
これは価値観の相違だ。
だから仕方のないことだ。
そして忘れるしかない。
しかし、日々とは、そうしたことの積み重ね。
アタシは忘れることが苦手。
そういう仕様になっているのは、罰としか思えない。