さっき肉じゃがを作っていた鍋を焦がした。
仕方がないので、いちから作り直した。
二度目にジャガイモをむいている時に気付いたことがある。
だけど、この手のことには全然腹が立たない。
1週間くらいかけて編んだ編み物を全部ほどき、いちから作り直すことにも全然腹が立たない。それを3回繰り返し立って、全然苦にならない。
娘が足の踏み場もないくらいにオモチャを広げても、壁に落書きされても、全然腹が立たない。
大事にしていたお皿やカップを割られても、全然腹が立たない。
失敗したら、やり直せば良いのだと思う。
オモチャを広げられたら、片付ければ良いし、落書きは消せる。
形あるものはいつか壊れる。
やり直す、片付ける、消す、壊れる。
そういう終わりが分かってるものに対しては、全然腹が立たない。
しかし、終わりが分からないものや、曖昧なもの、先が見えないことに対しては、腹が立つし、イライラしてしまう。
早く終わりにしたい。